陰翳礼讃(1) 谷崎潤一郎

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今日は谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回から10回くらいに分けて、谷崎潤一郎の随筆を読んでゆこうと思います。谷崎は日本の美について記しています。電気や電灯が一般の家に入り始めた時代に、どういう生活美があったかというのを書いています。
 
 
池と庭と縁側と障子と畳がぜんぶシームレスに繋がっているのが、そもそもの旧来の和室の、風通しの良い構成なんですけど、今の旅館でこれはあり得ないですね。開けっ放しでは蚊も入ってくるし。
 
 
和室に電気製品をどう置くかという問題は、見た目上は現代のほうがもう解決してしまっていて、クーラーもコードも全部天井裏や壁の中に入ってしまっていて、どこにも隙が無い和室が、今はあるなあとか思いながら読んでいました。でも構造はぜんぜんちがう。現代のはガラスの密室になっている。
 
 
谷崎潤一郎は、紙障子が好きなんですけど、嵐や冷気の問題でどうしても不便で、外側にガラス窓を設えて二重にするしか無く、これがなにか別ものだと言うんです。谷崎潤一郎は、鎧戸は使っていたんだろうかと思いました。
 
 
なんだか「トポロジー的には、トーラスはどれだけ伸縮してもいい。有名な例は、ドーナツとコーヒーカップは同相である、というものである」というまったく関係無い話しを思いだしました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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