選挙殺人事件 坂口安吾

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は坂口安吾の「選挙殺人事件」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
選挙が始まったので、なにか選挙に関係した本を読んでみたいと思って、これを見つけました。坂口安吾と言えば迫力に満ちた随筆が有名で、ぼくは「風と光と二十の私と」や、「ピエロ伝道者」がとても好きなんですけど、今回は小説作品です。
 
 
戦後のどさくさに紛れた事件を追っているんですけど、とにかくなんだか下劣なスジがあるんです。坂口安吾はアルコールでヘベレケになりながら作品を書いたことがあるそうなんですが、今回の小説がまさにこれなんではないかと思うんです。実際には判らないんですけど。どうしてこんなひどいことを書くんだろうと思っていたら、後半になって、坂口安吾の魅力がわーっと出てくる。戦中戦後の闇に塗れた世界の、その泥かきをする坂口安吾。途中で文学論も記されていて、古典文学が優れていて貴ばれているのに対して、透谷・芥川・太宰という近代文学の行き詰まりが、この物語に覆い被さるように語られるんです。
 
 
戦中戦後の餓死が深刻だった時代にも、透谷・芥川・太宰が繰り返し読まれたんだなあと思いました。登場人物の奇妙な男が、刑法で裁かれる犯罪をしたことが明らかになるわけなんですが、後半がなんか良いんですよ。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/letters/senkyo_satsujinjiken.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキスト版はこちら
 
 
 
 




top pageへ ・図書館リンク ・本屋マップ ☆名作選





Similar Posts:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です