秋と漫歩 萩原朔太郎

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今日は萩原朔太郎の「秋と漫歩」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
秋になったので、萩原朔太郎のこの随筆を読んでみました。萩原朔太郎は友だちづきあいや旅行をしないかわりに、つねづね散歩をしているのだそうです。あ、そういうことは、自分も出来るなあと思うんですが、ぼくの場合は目的があるときか、図書館にでも行く時にしか外を歩かないんですけど、萩原はつねづね散歩をしている。正確には散歩じゃなくて「終日戸外をほッつき廻ってい」て「行く先の目的もなく方角もなく、失神者のようにうろうろと歩き廻っている」のだそうです。
 
 
それは文学的散策で、瞑想にふけりつつ歩くのだそうです。だからつねに野外にいる萩原朔太郎は、真夏や真冬が苦手で、身に沁みて秋が好きであると……。萩原朔太郎はこう記します。
 
 
  ポオの或る小説の中に、終日群集の中を歩き廻ることのほか、心の落着きを得られない不幸な男の話が出ているが、私にはその心理がよく解るように思われる。
 
 
またこうも記します。
 
 
  戸外の漫歩生活ばかりをする私は、生れつき浮浪人のルンペン性があるのか知れない。しかし実際は、一人で自由にいることを愛するところの、私の孤独癖がさせるのである。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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