ハイネ詩集(16)

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今日は生田春月訳の「ハインリヒ・ハイネ詩集」その16を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ふつう詩は、言葉が先に生じて、その言葉が自由に展開していって詩ができあがるらしくて、言葉がいちばんはじめにある……らしいんですけど。ハイネはなんとなく思ってることを言葉に転写しちゃったりすることもあるんじゃなかろうかと思いました。日記みたいに。
 
 
日記は、なんとなく思ってることを言葉に固着させる。日記はあいまいな思いを、言葉に収斂する。詩は、言葉が自由に舞い終えたあとに、思いや考えが生じてゆく。優れた詩は、詩から哲学に到達したり、詩から思想に展開したりする。
 
 
詩と哲学の両方で満たされている作品もある。詩人でありながら哲学者とか。ニーチェだったら、物語で哲学書になっている。物語哲学。それならいったい詩日記だとどうなるんだろうかとか思いました。日記小説。小説なのか日記なのか判らない。私小説は事実ばかりを書こうとするわけですが、そうではなくて日記小説では、虚構と実際が混じりあっている。
 
 
ハイネの詩は、ロマン主義を通り越してメルヘン主義になっているものまである。ゲーテにいちばん近くて、ゲーテからいちばん遠かった詩人……という感じがしました。ハイネはこう記します。
 
 
 きれいな、あかるい黄金の星よ
 遠くの恋しい人に告げてくれ
 わたしが心きずつき青ざめて
 ……
 
 
……つづきは本文をご覧ください。ハイネはたまに、間抜けな男の心情を詩に描きだすんです。今回それが際立っていました。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/letters/heine16.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
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