こども風土記 柳田國男(8)

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今日は柳田國男の「こども風土記」その8を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
柳田國男の本を読んでいると、なんだかすごい言葉が出て来る。だれも使わない言葉があったりするんです。500冊ほどの辞書のどれにも載ってない文字がありました。おそらく国会図書館に所蔵された専門書になら、使われなくなった方言の意味が載っていると思うんですけど、ネット上にはこの言葉を使っている人が誰も居ない。
 
 
たった100年ほど前の田舎のできごとのはずなんですが、ネット上ではその正体を掴めなくなっている。柳田國男は、消えてゆきそうになっている日本人の習俗を書き残して、本にまとめたんだなあと思いました。限界芸術という言葉を聞いたことがあるんですけど、柳田の記しているのは、記録と記憶の限界の領域だなと思いました。ここから先はもう、なにも文字になっていない、ことばが消える寸前の領域を垣間見たように思いました。この記述が印象に残りました。
 

オシラサマという木の神は、ある土地ではぬのおおうた単なる棒であり、また他の土地では、その木の頭に眼鼻口だけを描いてある。そうしてこれをカギボトケという名などもまだ時々は記憶せられている。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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