ステッキ 寺田寅彦

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今日は寺田寅彦の「ステッキ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
登山の道具が進化して、山でステッキを使う若い人が居るかと思うんですが……昭和7年の寺田寅彦の時代には、ステッキをつく若者が居たそうなんです。
 
 
そういえば、夏目漱石の『彼岸過迄』にも、若者が使うステッキが出てきたんですよ。日本にそういう流行があったんだな、と思いました。あとイギリスのシャーロックホームズもたしか若いのにステッキを手にしていますよ。
 
 
昔より、現代は道が平たくて、移動距離が少なくなったから、ステッキを使う若者はほとんどいなくなったんだなあとか思いました。 
 
 
寺田寅彦はただちょっとした随筆を書いているだけなんですけど、ここまで精彩に観察していると、まるで小説のようなおもしろさが滲み出してくるんだなあと……すごい白米を食ってる時みたいな、滋味にあふれる文章でした。こんなにもたしかな観察眼があれば、もっとモノを書くのが楽しいだろうなと、スカスカの文章をここにこう書きながら思いました。
 
 
手持ちぶさただからiPhoneを手にして町を歩いている、というのと似たような理由でどうも、ステッキを若者が手にしていた時代があったらしいんですよ。じゃあ近未来にはまた、ステッキ風のApple製品が、出てくるかもしれないなと思いました。指揮棒っぽい何かとか……。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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