ハイネ詩集(51)

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今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その51を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回、船旅の詩に「ロトの父」が登場しました。何回も聞いたことがあるけど、よく知らないのでとりあえずウィキペディアで調べてみました。するとロトの父は、wikipediaにもあんまり載っていない。ロトの父の名は、ハランだ、ということだけは判ったんですが、それ以上のことは、百科事典には載っていませんでした。ロトについては、旧約聖書にしっかり描かれていて、すごい物語になってるんですけど。
 
 
ハイネは、自然界と人々の暮らしを対比させ、船や旅や国を描きだしています。今回は、海が荒れるさまを詩にしています。
 

こんなに揺れて傾いて震動しては
とても堪へられない!
わたしは無益に目を馳せて独逸の岸を
探すけれど、あゝ!たゞ水ばかり
何処までも水、動く水ばかり!

杜甫の「国破れて山河あり」というのを思い起こしたんですが、ハイネはこういう詩を書いています。

たとへ愚鈍や不正やが
すつかりおまへを蔽うてゐようとも、おゝ独逸よ!
それでもわたしはおまへに渇望する
すくなくとも、おまへはそれでも陸地だからね!
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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