こども風土記 柳田國男(16)

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今日は柳田國男の「こども風土記」その16を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、大人の神事を子どもが盗んでいった、と書いたんですけど、どうも柳田はそう見ていない。そうではなくって大人の神事が子どもを中心にした神事に変化してゆき、子どもたちが、神事の時と遊びの時の区別を、まったくつけていない、そのためにやがて大人の神事が、子どもの遊びになってゆく、という進行だったようです。
 

子どもが大きい人から引継ひきつがれた行事と、単なる彼らの遊戯との境目さかいめは目に立たない。ただ年月がって一方がもうその重要性を認めず、おいおいに起りを忘れてしまうだけである。
 
また、モグラを農地から追いはらう行事があったわけですが、それが実質的な仕事なのか、あるいは踊りのようなものなのか、子どもにとっては仕事と遊びの境界は無くって、シームレスに繋がっている部分があった。
 
……この海鼠引きが、多くの土地ではもう純然たる正月遊びになっている。
 
という記述に驚きました。最初は仕事だったのに、縁起の良い遊びにまで変化している。
 

 
 
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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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