美男子と煙草 太宰治

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今日は太宰治の「美男子と煙草」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
この随筆を読むと、太宰治の生真面目さがよく伝わってくるように思いました。太宰治が敵対するものは、どういう集団なのだろうかと、考えさせられました。自由よりも生存を最重要視するぼくは、太宰治が描いていこうとする思想が難しすぎて、どうも判らないと思っていたのですが、このエッセーの最後の一文を読んで、今までよりはわずかに理解できたと思いました。文学作品を抜粋するのは無粋ですので、先に本文を読んでほしいのですが、太宰治は酒と敗北についてを書いていき、浮浪児たちに煙草を吸うよりも栄養のあるものを食うように勧め、そうして自分の善意に負い目を感じながらも、最後にこう記しています。
 
 

 これからどんどん生長しても、少年たちよ、容貌には必ず無関心に、煙草を吸わず、お酒もおまつり以外には飲まず、そうして、内気でちょっとおしゃれな娘さんに気永に惚れなさい。

 
 
「気永に惚れなさい」という言葉を全体の流れの中で急に落とし込むのが、なんだかすごい迫力がありました。文学の専門家だなあ、と感じます。
 
 


こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/center/bidansito_tabako.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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