透明人間 ハーバート・ジョージ・ウエルズ

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今日はハーバート・ジョージ・ウエルズの「透明人間」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは海野十三翻訳の、純粋な娯楽小説です。子どもの頃かんがえたデタラメな空想の第一位というのがこの透明人間になるということでは無かったでしょうか。他にはタイムマシーンだとか、空を飛ぶという空想ばかりしていた気がします。僕は今でもよく、空を飛ぶ夢を見るのです。鳥のようにうつぶせの姿で飛ぶのでは無く、ラッコのように波間にたゆたう感じの夢を何度も見ます。たぶん、20歳頃に海で浮かんでいた記憶が脳髄に焼き付いているのだと思います。
 
 
透明なんだけど人がその手とか体に触れるんですよねえ、この小説。どうせなら幽霊みたいに壁も空も人体もすべてすり抜ければ良いのにと思うんですが。しかし、そうなってくると単にグーグルのストリートビューみたいになってきますね。それじゃあ面白くないのか。しかしこのストリートビューに映し出された看板は、「てく」という文字が何者かによって削られていますよ。空間ごと、ガボッと。これはいったい……。
 
 
最新のハリウッド映画とかマンガとかに馴染んでいる人には、こういう設定で興奮したりできないのかなあと思うんですが、でも今でも落語とか古典とかが好きな、若い人は居るわけだから、HGウェルズを読みたい人もいるはず、と思います。アンティークを鑑賞するようなそういう面白さがあると思います。海野十三は現代的な日本語で書いているのでけっこう読みやすいです。楽しい小説が読みたい人に、おすすめの一冊だと思います。
 
 


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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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