みだれ髪(2) 与謝野晶子

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今日は与謝野晶子の「みだれ髪」その(2)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
与謝野晶子は「みだれ髪」で生活や恋愛や自然を描いてゆきました。言葉の使い方がとても独特なんですよ。言葉の新しい使い方を発明しているんじゃないかとさえ思えます。「春」や「神」という言葉を、辞書だけでは導き出せないような段階まで発展させているんだという気がします。与謝野晶子はこれにどんな意味をこめたんだろうなあと想像しながら読んでいました。ふしぎな言葉の使い方です。

 
ゆあみして泉を出でしわがはだにふるるはつらき人の世のきぬ

というのが気になりました。お風呂あがりに、そのやわはだをつたう雫を拭き、新しい服にそでを通したときのその肌触りとともに「つらき人の世」のことをふと思う。与謝野晶子がどういう気持ちで書いたのかなあと想像すると、なんだか歌をもっとなにか二重に読んでゆけるのではないかと感じました。美人だとか世間から好かれている人であっても、やはりつらい時期が存在する。それから自然界に恋愛の心情を重ね合わせた、この歌が印象に残りました。

恋ならぬねざめたたずむ野のひろさ名なし小川のうつくしき夏
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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