聖書 生田春月

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今日は生田春月の「聖書」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
明かりの本では、名作と呼ばれる文学や詩や古典を中心にして紹介してきたのですが、今回はあまり知られていない作家生田春月の短いエッセーを紹介したいと思います。インターネット上に情報はほとんど無いんです。海外の物語に詳しかった芥川龍之介に憧れて、またドイツ語を学んでから哲学者ニーチェの本に感化されて、ゲーテやハイネの詩を翻訳した作家です。生田春月は挫折したまま復帰できなかった詩人のようで、ぼくはどうもこのゲーテの翻訳をしたり、恋人たちとの三角関係に悩んだり、芥川龍之介の苦悩を自分でも考え続けようとしたという、あのー、高尚なことを考えたがった生田春月という人をもっと知りたいなあと思うようになりました。現代では全く読まれていないのかも知れないのですが、ぼくはどうもこの短いエッセーで、生田春月のファンになってしまいました。
 
 
生田春月は幼い頃に、父のやっていた事業の関係で朝鮮にわたって貧困に苦しみ、それから上京してドイツ語を学んだそうです。ぼくは長く語り継がれる古い人が好きで、そういう古典を読んでゆきたいのですが、そうではない生田春月という人の作品と生涯を知りたいなあと思っているところです。「優しい人」という評価を受けていて、しかも真面目で丁寧で賢い人だったはずなのにどうして生田春月が絶望して詩人を辞めてしまったのだろうかと思います。インターネット上ではほとんど全く語られていない詩人なのですが、調べてみると本郷出版社というところから1981年に生田春月全集というのが出版されていて、しかもこれが全部で13巻もあるそうです。ぼくはまだ、この短編とゲーテ詩集の翻訳しか知りません。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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