侏儒の言葉 芥川龍之介

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今日は芥川龍之介の「侏儒の言葉」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは、随筆なんですが、ずいぶん文学的というか芸術的です。随筆というと、平凡なことが書いてあったり判りやすいものが多いと思うんですが、これはそうではなくて、むしろ私小説か純文学のように読めました。
 
 
芥川龍之介が、二宮金次郎像のような清貧の像を信じていた幼少時代を振り返ってみて、あれではまるで自らを奴隷の鎖につながれようとするようなもんだ、と記しています。芥川龍之介は地震や、思想や、読書録や、人生訓のようなものや、あるいは異性について書いています。ぼくは特に異性についての描写がおもしろいと思いました。芥川龍之介が書いた、架空の辞書のように読めますよ。あいうえお順じゃ無いですけど。芥川龍之介はこう記します。
 
 
   女人

 健全なる理性は命令している。「爾(なんじ)、女人を近づくる勿(なか)れ。」

 しかし健全なる本能は全然反対に命令している。「爾、女人を避くる勿れ。」

   又

 女人は我我男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である。

   女人崇拝

「永遠に女性なるもの」を崇拝したゲエテは確かに仕合せものの一人だった。が、Yahooの牝を軽蔑したスウィフトは狂死せずにはいなかったのである。これは女性の呪いであろうか? 或は又理性の呪いであろうか?
 
 
 



 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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