ハイネ詩集(63)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その63を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネの愛は奇妙なもので、なんだか子どもの言っていることみたいなんです。ハイネは言葉を使う第一人者なのに、なぜか言葉への不信が、よく語られるんです。恋人の言うことは信じないけれど、愛しているというような詩があるんです……。

美しい若い女よ、わたしは決して信じない
そのはにかんでゐる唇の言ふことを
こんな大きな黒い眼は
徳といふものをもつちやゐないこの鳶色は筋を引いた嘘を消しちまへ!
わたしはおまへをしんから愛してゐる
 
「わたしは言はない」とか「どうぞ独逸の話はもうやめにしてくれ!」というように、ハイネは繰り返し、言語を用いない、ということを表現するんです。
 
わたしは言はない、なぜさうしたか
なぜだか自分でもわからない——
さうして彼女の眼をふさいでは
そのくちの上に接吻きすをする
 
 


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ハイネ詩集(62)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その62を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネは時の移り変わりを描きだすことが多いのですが、それを200年後に読んでみると、なにか化石になった詩を観察しているようで美しいです。
 
 

わたしも昔はたくさんの美しい子や
たくさんのいゝ友逹を愛してゐた——
今彼等は何処へ行つたらう?風は鳴り
泡は立ち波はさか巻く
 


 
 
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ハイネ詩集(61)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その61を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネの冗談、というテーマで詩集を編纂してみたら面白いんじゃないかと思うんですが、今回はこんな詩が記されていました。 
 

『あそこに立つてゐる男は馬鹿なのかい
それとも恋をしてゐるのかい?
嬉しげにしてゐるかと思へば悲しげに
悲しげにしてゐるかと思へば嬉しげにしてゐるが』

すると月はしづかに微笑んで
あかるい声で言ふのには
『あの男は恋もしてゐるし馬鹿でもある
なほその上に詩人だよ』
 


 
 
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ハイネ詩集(60)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その60を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネが、花は枯れてしまう、という詩をくりかえし描いている。みな季節とともに盛衰し、いずれもが移り変わってしまう。その中で、ハイネは変わらない愛を詩に記しています。
 

あゝ、わたしの心はこの曠野に似てゐる
そして彼方あそこに見えるあの木立
あの常緑とこみどりの木こそはおまへの姿だ
わたしのかはいゝ美しい妻よ!
 

 
 
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ハイネ詩集(59)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その59を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネは19世紀でいちばん有名な詩を作った、そういう詩人だと言われているわけですけど、ハイネ詩集を読んでいると、有名な詩人と言うよりも、いちばんモテ自慢をした詩人という感じがしてきます。ここまでモテる話しを詩にした人は、やっぱり19世紀にはほかにどこにも居ないんじゃないかと、思います。
 
 
バリエーションもいろいろあって、軽快なモテ自慢だとか、モテ男の悲壮なお話しだとか、読んでて飽きないです。
 
 
調べてみるとハイネは、法学に詳しく、哲学者ヘーゲルから哲学を学んでいて、すごく知的なはずなんです。けれども詩集の詩はどうにもなんかそういう感じがしない。愛の詩と言うよりも、恋の詩というかんじなんです。そのなかに、なんとも美しい自然界の描写があって、そこが魅力なんです。
 

かはいゝ金の足をもつた星は
空をおづおづ歩いて行く
夜のふところに眠つてゐる
地を醒ましてはならないと
 
星を見つめながら、ハイネはこんな詩を描きます。
 
空には星が飛んでゐる
ちやうどわたしの悩みを避けるやうに
——さやうなら、愛する人よ、わたしは遠い国へ行く
だが何処へ行かうとわたしの胸はおまへの為に燃えてゐる
 

 
 
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ハイネ詩集(58)

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こんかいのハイネの詩篇は、赤裸々というか、普通なら言いようのないことを書きあらわしているのですが、それがファンタジーの世界観に包まれている。

愛する人よ、この菩提樹の下に
すわつてゐるのはどんなに愉快だらう
黄金の月の輝きが
木立の葉越しに洩れるとき
つひには………
………

ほかにも生々しい詩があって、印象に残りました。つづきは本文をご覧ください。
 
 

 
 
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ハイネ詩集(57)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その57を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
2018年6月18日に大阪の地震があって、その災害支援のボランティア募集の案内が、こちらのYahoo!ページから始まりました。ぼくはYahoo!募金に少額なんですけど、これにちょっとだけ参加しました。
 
 
今回のハイネの古い詩は、季節の移り変わりを描いた詩なんですけど、日本の俳句にも、季語を入れて、季節について表現をする。これは文学のすごい発明だなと、改めて思いました。
 
 
ハイネはドイツからフランス革命の時代のパリに移住して、やがて祖国ドイツから著作の発表を禁じられ亡命者のごとき人生になってゆき、心みだれる時期があっただろうと思うわけで、そこで詩をしたためた。いつ穏やかに書いたのか、いつ苦しみと共に書いたのか、不明なんですけれども……。
 

あゝ!わたしは知つてゐる、このすべての
やさしい夢がどんなに変るかを
どんなに冷たい雪の外套に
心も樹立も包まれてしまふかを
 
ほかにもこういう詩があります。恋の不安と未来への思いを描きだした詩なんです。
 
暗闇くらやみの中で盗む接吻きす
暗闇くらやみの中でかへす接吻きす
さうした接吻きすはどんなに楽しからう
まことの愛に心が燃えてゐるならば!
 
 

 
 
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