夏目漱石 私の個人主義

夏目漱石の、《私の個人主義》を掲載しました。ブラウザ上で全文およみいただけます。 (約50ページ)


僕はこの講演録をむかし本屋で立ち読みして、なんだか妙に感銘を受けました。むずかしいことをわかりやすく、またおもしろく述べています。夏目漱石ってじつはひょうひょうとした知識人だったんだなあと、目から鱗が落ちた気分でした。はじめて書いた小説が、ネコを主人公にしたものなんだから当たり前かもしれませんが。もっと堅苦しいことを考えている人なのかと思っていました。
夏目漱石はこの講演で、他人の自由を重んじ、義務をともなう個人主義について丁寧に説いています。




以下は夏目漱石の記した言葉です。






私はこの自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。




ああここにおれの進むべき道があった! ようやく掘り当てた! こういう感投詞を心の底から叫び出される時、あなたがたは始めて心を安んずる事ができるのでしょう。容易に打ち壊されない自信が、その叫び声とともにむくむく首を擡(もた)げて来るのではありませんか。


必ずしも国家のためばかりだからというのではありません。またあなた方のご家族のために申し上げる次第でもありません。あなたがた自身の幸福のために、それが絶対に必要じゃないかと思うから申上げるのです。







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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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