今日は夏目漱石の『現代日本の開化』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは夏目漱石が真夏に行った講演会の記録です。
漱石がこの講演を行った頃は、西洋文明が日本にどんどんと流れ込んでいた時代です。漱石はその先頭にたって英語や英国文学などを多くの学生に教えています。西洋文化を取り入れる時に、いったい何に注意していればよいか。そういうことを熱心に考えていたのが漱石です。
文化や情報が一気に入ってくるということは、役に立つと同時に、害そのものでもある、と漱石は述べます。漱石が現代に生きていたら、どんなことを言うのかなあと思いながら一気読みしました。漱石は文明の急速な発展に対して、強い疑問を投げかけています。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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