源氏物語 澪標

 
 
今日は源氏物語の澪標(みおつくし)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 

ここまでの「第十一帖 花散里」「第十二帖 須磨」「第十三帖 明石」の三つの帖で、光源氏は住み慣れた京の都の暮らしを完全に捨てて、田舎にかくれていました。


これがどうしてなんだろうかと思っていたんです。政敵に追い出されたのか、恋愛に行き詰まったのか、政務に限界を感じたのか? とさまざまな理由が挙げられるんですが、どうもそれだけではないようです。


『第七帖 紅葉賀』にて、藤壺と源氏の間に大きな秘密が生じます。
『第十帖 榊』の帖で、源氏がもっとも愛するところの藤壺は出家し、世を捨ててしまいます。
『第十一帖 花散里』で、源氏は罪の意識を感じています。


このあたりの事情が、どうしても京を去らねばならないと決心した主因であるようにも思えてきます。
この帖から、源氏はいよいよ都の治世に乗り出してゆきます。

 
前回のあらすじ(wikipediaより)
 
須磨は激しい嵐が続き、光源氏は住吉の神に祈ったが、ついには落雷で邸が火事に見舞われた。嵐が収まった明け方、源氏の夢に故桐壺帝が現れ、住吉の神の導きに従い須磨を離れるように告げる。その予言どおり、翌朝明石入道が迎えの舟に乗って現れ、源氏一行は明石へと移った。

入道は源氏を邸に迎えて手厚くもてなし、かねてより都の貴人と娶わせようと考えていた一人娘(明石の御方)を、この機会に源氏に差し出そうとする。当の娘は身分違いすぎると気が進まなかったが、源氏は娘と文のやり取りを交わすうちにその教養の深さや人柄に惹かれ、ついに八月自ら娘のもとを訪れて契りを交わした。一方都では太政大臣(元右大臣)が亡くなり、弘徽殿大后も病に倒れて、自らも夢で桐壺帝に叱責され眼病で気弱になった朱雀帝はついに源氏の召還を決意した。晴れて許された源氏は都へ戻ることになったが、その頃既に明石の御方は源氏の子を身ごもっており、別れを嘆く明石の御方に源氏はいつか必ず都へ迎えることを約束するのだった。
 
 
 
 



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登場人物表

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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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