妖怪学一斑 井上円了

 
今日は井上円了の「妖怪学一斑」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
妖怪が好きなんですが、世の中にはものすごく妖怪好きな人が居るわけで、僕はちょっと好きだと言うだけなのでまったく妖怪好きを唸らせるようなネタは無いわけなんですが。妖怪がなんで好きかというと、妖怪って「そこに居るだけ」でもう完結しているから好きなんです。居る意味なんて無いんだけど、居る。まったく役に立たないんだけど「居るだけで良い」というのが妖怪。大げさに言ってしまうと、妖怪が好きな人は、役に立たない人も同じように好きなんだと思います。ぼくの人生は他人にとって全然役に立ってないなあ、と思う時にぼくは妖怪になった気分になるのですが、そんな気分になったことは無いでしょうか。
 
 
ところで妖怪というのは、自然に関わる機会を失いつつある都会人には、それがもたらす神秘についての優れた案内人になるように思うんですが。自然界と妖怪というのはものすごく親密ですよね。川の音色が妖しげなので、あずき洗いという妖怪が生まれる。小雨のぐあいが妖しげなので、「狐の嫁入り」という妖怪が生まれる。ほとんどが自然界の妖しい現象を表しているように思えます。
 
 
 


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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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