茶の本 岡倉天心

今日は岡倉天心の「茶の本」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
岡倉天心(本名 岡倉覚三)は、東京芸大(東京美術学校)の学校長だった方なんです。美術を研究して、美術を教えていた人です。ある現代美術家が「ほんとうに美術を必要としている人は、美術館には来ない」と言っていたことがあって、たしかにそれはその通りだと思ったことがあります。教育を本当に必要としている人は、学べる機会を得られなかった人であるわけで、そういう人は別の場所でこの機会を得るんだろうなと思いました。とても忙しいし美術館まで行く方法も無いという人が、じつは美術を潜在的に必要としている。
 
 
岡倉天心は、茶道の美を語るにあたって、これは「不完全なものを崇拝する」ものであると説きます。そこには衛生学もあれば、また個人の暮らしを支える経済学も込められている。裕福な人のためのものでもあれば貧しい人のものでもある。それが茶道だ、と天心は説きます。天心は茶を通して道教や荘子や禅や、あるいは日本の庶民文化を読み解いてゆきます。第六章の「花」がとても印象に残りました。


 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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