晶子詩篇全集(21) 与謝野晶子

 
 
今日は「晶子詩篇全集」その21を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
「女」という詩が、一生忘れられない詩だなあと思いました。ぜいたくで美しい詩なんですが、これが書かれた時代背景を知りたいなあと思って調べてみました。この昌子詩篇全集は、みだれ髪が発表された1901年(明治33)から1928年(昭和3)までのかなり長い期間に記された詩を集めたものなんです。文献を調べてみると、この「女」という詩は1912年(明治45)の3月頃に「太陽」で発表されたものでした。ちょっと年表を書いてみます。
 
 
与謝野晶子が「みだれ髪」を発表したのが1901年(明治33)
「君死にたまふこと勿れ」を発表したのが日露戦争中の1904年(明治37)
夫の与謝野鉄幹を追い、シベリア鉄道でヨーロッパへ旅したのが1912年(明治45)
彫刻家のロダンからその名をとった、四男のアウギュストが誕生したのが1913年(大正2)
 
 
「女」という詩は、単身シベリア鉄道に乗り込んで日本からヨーロッパまでだんな様を追いかけて、愛子であるアウギュストを身篭もったころに書いた詩でした。
 
 
関東大震災が1923年に起きているのですが、与謝野晶子はこの大地震で源氏物語の現代語訳の原稿数千枚を消失しているのです。与謝野晶子はじつに多様な時代を生きた文学者なんだなあと思います。

 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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