晶子詩篇全集(29) 与謝野晶子

 
 
今日は「晶子詩篇全集」その29を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
与謝野晶子は、八百万の神とでもいうのか、国土草木ことごとくというのか、どの小さな生の営みにも注目してそこに物語を見いだしているような詩を描きます。なんともいえずすてきです。与謝野晶子が「夏」について記しているんですが、次の一文がすごいなと思いました。夏に形容詞をつけるとして、たとえば「暑い夏」とか「まぶしい夏」とかいろいろ書けると思うんですが、与謝野晶子は夏を、こう書きます。
 
 
 夏よ、真赤な裸をした夏、
 おまへは何といふ強い力で
 わたしを圧へつけるのか。
 
  
 夏、おまへは現実の中の
 熱し切つた意志だ。
 
 

 
 
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[yosanoakiko]






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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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