鵺 楠山正雄

今日は楠山正雄の「鵺」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
屋根の上に、じつにあやしい妖怪が居る、というお話しです。子ども向けなんですがけっこう迫力があっておもしろいです。ずっと前なんですが、ぼくの住んでいた山裾の家の床下から、何度かガリガリとものをひっかく音が聞こえてきたことがあって、それから異臭が漂うようになって、子どもの頃のぼくは「おかしい」といつも言っていたのですが、数年後にその床下を調べてみると、鼬か何かの野生動物の死がいがはさまっていた、ということがありました。家の隙間にひっかかって出られなくなって亡くなってしまったようなのです。自然界と人との接点というのはけっこう恐ろしいというか意外なことが起きるんだよなあと思います。生活や環境の境界線上では、さまざまなことが起きるみたいです。その怪しい気配を昔の人はあやかしとかばけものと呼んだようです。屋根と言えば人の暮らしと風雨とのまさに境界線です。その屋根に、疫病を防いでくれる魔除けの「鍾馗さん」とか鬼瓦とかがよく据え付けられています。この物語は、おそろしいものをとりのぞくために昔から信じられてきた行事というか催しをするというお話しです。迷信が嫌いという方も、ぜひ一度読んでみてください。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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