恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ 芥川龍之介

今日は芥川龍之介の「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは芥川龍之介が演出無しで、ふつうに思ってることを書いています。作りものの物語では無くって、エッセーというか随筆というか。こうであってほしい、ということを、そのまんま伝えています。こういうのとあわせて、芥川龍之介の小説を読むと、より芥川作品を楽しめるんじゃないかなと思いました。温情というか、細かいところまで丁寧に考えているんだなあと感じました。芥川ファンの方はぜひ読んでみてください。
 
 
えーと、芥川龍之介がですね、清浄な恋愛なんて無いぞとか、自由結婚も良いんだろうけど紹介を受けて結婚するのって良いですよ、と言ってます。聡明な人は自由に結婚しろ、しかしそうで無いなら仕方ない、紹介されて結婚しろ、たいていの人には聡明さなんて無いんだから、とかじつに辛辣に書いていますよ。自分もバカなほうなのでよく判るんですが、自分のことは自分がいちばん見えにくい気がします。他人のことはあんがい客観的に見えやすいんですが。
 
 
それで、注意点まで書いてあって、紹介する人が相手の心情と性格を理解していないとその結婚はマジでヤバイよと、芥川龍之介が言っています。これ結婚ではなくてたとえば職の斡旋とかだった場合ほんとうにこういう紹介業は経済合理性だけ考えて機械的に処理されると、確かにすごく危ないと思います。100年ほどまえに生きた芥川龍之介の提言に、頷くところが多かったです。なんでも重要なことについては幻滅しながらも継続してゆくもんだ、という考えが良いなと思いました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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