今日は生田春月訳のゲーテ詩集(20)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
生田春月は、ハイネとゲーテの詩集を翻訳したんですが、ゲーテの詩は自分にはとほうもなさすぎる、と書いていてゲーテの精神と距離感を感じた、と記しているのです。
正確にはこう書いています。「ハイネにあつては、私はなほ或點までat homeであり得たし、また二人の間の懸隔がこれ程に甚しくはなかつたのであるが、ゲエテに於ては、私は宛もこの見すぼらしい姿でワイマルの宮廷にでも導かれたやうな當惑を覺えずにはゐられなかつた」
ゲーテは荘厳なことを描くんですよ。夜の闇の中で、私は光り輝く星のような存在として、あなたの目の前に現れる、と書いているんです。ちょっと、すごいです。こんな詩です。
入日が山の頂きを
黄金(こがね)の色に染めるとき
思ひ沈んでゐるその美しい人は
それをぢつと眺めながら
小河のほとりをぶらぶらと
牧場に添うて行く
すると路はだんだん暗くなり
はやわからなくなつてしまふ
その時不意にわたしは姿を見せる
きらめく夕の星のやうに
思ひ沈んでゐるその美しい人
という言葉が忘れられません。

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(約5頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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