実語教

今日は「実語教」の全文と壁紙を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
実語教は、ことわざと同じで、普通の人のために作られた、初歩的な教えを記したものです。高度な知識人のために書かれたものではないんです。町人や農民の子どものために書かれたものです。寺子屋に来た子どもたちの身に付くようにとまとめられたものであるそうです(※誤記を訂正しました)。興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。
 
 
ここに記された
「山高きが故に貴(たっと)からず。木有るを以て貴しとす」
 とか
「千両の金を積むと雖(いえど)も。一日の学に如かず」
というのに、なるほどと思いました。当時は学ぶ機会が非常に限られていたんだろうなあと思います。実語教は、平安時代に作られて、鎌倉時代に普及し、江戸時代の寺子屋でよく読まれていたそうです。当時は、これをかなり多くの子どもたちが暗誦していたようです。
 
  
実語教 文学壁紙 
文学壁紙  
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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ゲーテ詩集(24) 生田春月訳

今日は生田春月訳のゲーテ詩集(24)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ゲーテの詩集を翻訳した生田春月という詩人のことをちょっと調べてみました。生田春月は、主にハイネの詩を愛読したんですが、ゲーテにもかなり傾倒している詩人です。生田春月はゲーテについての詩を幾つか書いているんですよ。2つ紹介します。


 ゲエテの言葉を    生田春月

 母が推しゆく乳母車のなかに、
 ましろき稚児(おさなご)ぞ安らかに眠れる。
 三あしに一たびのくちづけをも、
 汝れは嬉しと思はぬか、やよ稚児よ。
 故國をはなれて生きたれども、
 汝れは談らむ、美しきゲエテの言葉を。
 島國になき愛と力に充てる人の、
 ブロンドに日はかがやけり。
 われもし汝れの父ならば、
 汝れのごと楽しかるべき。
 
 
ふるさとを遠く離れた母子を見つめて、あなたはきっと、ゲーテの美しい言葉について語らいあうんでしょうね、と記した詩です。また、「一詩人の言葉」という詩でもゲーテのことを書いています。その一部を紹介します。
 
 
 一詩人の言葉  生田春月

 才なきものをして栄えしめよ、
 されど、才あるがゆゑに、
 滅びなばいかに悲しかるらん。
 世に知られで止むよきものは無しと、
 ゲエテは教えき。
 われは後代の眼を信ずるものなり。
 (さはれなどかく、われは生きたる)
 
 
生田春月は、ゲーテの才能にうたれて、まさに挫折を思い知った、ようなんですよ。それで自分のことを「才なきもの」と考えているようです。ゲーテは「よき人ならやはり世間に知られることになるよ」と説いています。生田春月はそれに対して、自分も未来に誰かから知られる「よき」ところがあるだろう、と考えます。
 
 
 
ゲーテはこう記しています。

 わたしは忘れる、忘れたい
 いかに不思議に運命がわたしを導くかを
 そしてああ、わたしは感ずる、遠くに近くに
 わたしにまだ沢山のものが用意されてゐるのを
 おお、それが間違つたものでないように!
 
 

 
 
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無名作家の日記 菊池寛

今日は菊池寛の「無名作家の日記」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
 
ぼくは子どものころたくさんの本を読まなかった、という学生時代をすごしてきたのであれなんですが、幼い頃から文学を愛読して習作に関わってきた人には、この菊池寛の「無名作家の日記」にある、新しい小説を書きたい男の独白に、同意するところが多いのではないかと思われます。


正直に書くから愛読されるんだ、自分に正直だからうまくゆく、ということを指摘している作家の方がいるんですけれど、まさにこの小説はそれにあたると思います。主人公と山野との親睦の手紙と、否定の態度がじつに良いんですよ。詳しくは本文を読んでみてください。
 
  
ところで、ご存じの方のほうが多いと思いますが、菊池寛は芥川龍之介と無二の友人で、芥川賞と直木賞を創立した張本人なんですよ。無名作家時代の葛藤を忘れずにいた、という作家のようです。


ゲーテのすばらしい文学の裏側には、無数の無名の詩人たちの声がどこまでもあまたに有るんだ、という菊池寛の指摘にギョッとしました。ゲーテの翻訳をし、そして戦争の気配色濃いある時期に、詩作をすることを完全に辞めてしまった生田春月という人がいるのですが、菊池寛の本を読んで、ぼくも生田春月の詩集を読んでみようと思いました。


 

 
 
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ゲーテ詩集(23) 生田春月訳

今日は生田春月訳のゲーテ詩集(23)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
詩の中の、おまえ、というのはどういう人なのだろうかと想像していました。神秘的な存在感です。今回の詩が良いんですよ。ちょっとこれは暗記してみたいです。憶えてみれば、詩集を常に手にしているに等しいわけで、これは記憶してみたいです。暗記するには、これが語られる周辺の事情を知ってみて、声に出してみると良いらしいんですが。あるいはいったん機械的に憶えてみるのが良いのでしょうか。詩の一節に、甘い平和よ、という印象的な言葉があるのですがこれはきっと、ゲーテののちの時代のドイツの大戦中に、この詩を手帳に書き写して読んでいた人が居るのだろうと思いました。
 
 
おまへは天からやつて来て
すべての苦しみ、痛みを鎮め
二重の苦悩になやめるものに
二重の囘帰の力を充たす

 

 
 
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しるこ 芥川龍之介

今日は芥川龍之介の「しるこ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
といっても、これはほんとうにみじかいエッセーです。震災後の東京では、しるこ屋が無くなってしまって都会的なカフェが増え、街の雰囲気が変わった、と記されています。ヘーと思いました。芥川龍之介が、麻雀みたいに「しるこ」がもういちど流行る時代もくるはず、というようなことを書いています。麻雀はいつの時代もずっと人気があって、インターネット時代になってもいろんな麻雀台がありますし、たぶん非合法のバクチ場も世の中にたくさんあるんだと思います。
 
 
ところで「麻雀放浪記」という映画があるんですよ。これがまたすごい傑作で。もう3回くらいは見ていると思うんですが、なにぶん記憶力がそんなに良くないので5年ぶりくらいに見るとすごく楽しめます。悪いところがじつにかっこ良いんですよ。悪人と悪人がバクチで闘うという。ほんと良いですよ。機会があればぜひ見てください。非合法に生きてるんだけど、底なしに魅力的です。原作が良いと、俳優が輝きますね。本人たちはかっこ良いかどうかを追求しているわけじゃ無いのに、外から見ててすごくかっこ良い。深夜にこの「麻雀放浪記」を見ていて一人でしびれていました。学生の頃こういう世界に憧れてたんですが。
 
 


 
 
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ゲーテ詩集(22) 生田春月訳

今日は生田春月訳のゲーテ詩集(22)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回の詩は、リリ(リリー・シェーネマン)との恋が中心になっているんですが、ゲーテがどういう人生だったのかを知らずに読んだので、詩の内容がいまひとつ判らなかったんですよ。それで今ちょっと調べてみたんですが、ゲーテはリリと結婚するつもりで居てそれで婚約までしていたんです。ところが両家の宗派上の違いなどからこの結婚が難航してしまうんですよ。それでリリーとゲーテは別れることになった。その後リリーにもゲーテにも良縁があったそうですが、ゲーテはこの出来事を詩に昇華しています。
 
 

 
 
また「亡霊の挨拶」という詩が好きになりました。古いお城の塔の上にりっぱな幽霊が現れて、こう告げるんですよ。
 
 
おれは半生を嵐のやうに過して来て
半生を安楽の中に送るのだ
そしておい、そこを行く人間の舟
進んで行けよ、いつまでも!
 
 
 
  

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
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明日をつくる力 宮本百合子

今日は宮本百合子の「明日をつくる力」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
きのうの5月3日は憲法記念日だったので、今日は日本国憲法に関する随筆を紹介します。宮本百合子は戦時中から女性を中心とした人権の確立を目指していて、軍国主義に逆らって生きてきた方です。それで、1945年に戦争が終わって、翌年日本国憲法ができたんですが、強い権力批判を行ってきた宮本百合子も、平和憲法の完成と公布については(天皇制の問題以外の部分では)歓迎しています。それで、現実にこれが浸透してゆかなければならない、ということを書いています。現代政治の仕組み自体に、この憲法の9条11条や13条や25条というところを厳守されるようになるように努力してゆかなければ、という宮本百合子の主張を感じました。社会が大きく変わって、それでこれからどういうことが実現するのかということを想像して書いているんですよ。明日をつくる力、という言葉に魅力を感じました。
  
 
現代日本の憲法を政治家主導で改悪させてはいけないというのは非常に重要だと思うのですが、憲法を一箇所だけ根本的に改善すべき点があると言う指摘をしている知識人がいて、それは「日本国民」という言葉をもっとひろく「日本に住む人すべて」に適用されるように国際化するという部分なんですよ。たしかに日本国憲法の前文を読むとまったくその通りだなと思います。これらの問題は、憲法そのものの条文を改訂するのではなくて、憲法の解釈を豊かにしてゆくことによって実現できるんだと思われます。
 
 


 
 
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