ファウスト(8) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(8)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、ファウストがついに若返ったんですが、そのとたんにですね、いきなりの恋愛が始まるんですよ。このテンポの良さにうなりました。ゲーテほどテンポの良い文学者というのもまれなんじゃないでしょうか。ゲーテのこういうところが中高生向きのマンガ・アニメの原典になってるんじゃないかなあと思いました。
 
 
ファウストは悪魔メフィストフェレスに命じて、純朴なマルガレエテとの恋愛をはじめるんですよ。男らしさが前面に出てくる主人公です。悪魔のほうは、あんなに罪の無い女に危険な恋愛を持ちかけるなんて実にとんでもないことだ、と言います。この箇所でのメフィストフェレスのセリフが良いんですよ。こんなのです。

 
 
  どの美しい花をも自分の手に入れようとして、
  自分の手で摘み取ることの出来ない
  恋や情はないはずだと思う性(たち)ですね。
 
 
ここでファウストがけっこうひどいことを言いはじめるんですよ。もう恋というのに入っていくと、どっちが悪魔でどっちが人間か判らないというような状況です。


 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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