ファウスト(14) ゲーテ

今日はゲーテの「ファウスト」その(14)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、ファウストとマルガレエテとの逢い引きの場に、悪魔のメフィストフェレスが割り込んできて、はじめてのデートが終わったんですが。マルガレエテはファウストの聡明さに胸をときめかせていて、自分自身はどうも頭が足りないように思えてしまうんでした。
 
 
ゲーテは読書のススメみたいなことも書いていて、とにかく質の高いものを読むように心がけなさいと言うんですよ。ゲーテは歴史的な人物に私淑する、ということを薦めるんですよ。わりかし近くにいる同業者から学ぶと、複製品の複製品みたいになってしまうので避けるべきだと言うんです。それで、驚嘆するような本に出逢おう、というんです。ゲーテは古典に親しむことを薦めています。ゲーテは「偉大な先人と交わりたいという欲求こそ」が大事だと書いています。「何世紀も普遍の価値、普遍の名声を保ってきた作品をもつ過去の偉大な人物に学ぶことだ」(ゲーテに学ぶ賢者の知恵/適菜収編/メトロポリタンプレス)とゲーテは書いています。ゲーテにとって「書物は新しい知人のようなものだ」と言うんですよ。
 
 
それからゲーテはこう警告しています。
「紙から得た知識、または紙に書くための知識は、私はあまり興味がない。」「学問の中にいかに多くの死んだもの、いかに多くの殺すものがあるかは、自分から真剣にその中に入っていくまでわからない」(ゲーテに学ぶ賢者の知恵/適菜収編/メトロポリタンプレス)
 
だから長い時間の試練に耐えた古い本や、古典を創った作者から学ぶべきなんだ、とゲーテは提言しています。


 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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