聖三稜玻璃 山村暮鳥

今日は山村暮鳥の「聖三稜玻璃」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは音楽のように言葉の響きを楽しむ詩集なのかなと思いました。自分は詩の歴史にくわしくないのでこれがどういう位置にあるのか良く判らないんですが、戦前の1915年の詩にしては、かなり超然としていて現代的なものに思えます。リフレインしつづける詩まであって、ミニマルアートっぽいなと思いました。この詩が好きになりました。
 
 
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
 
 
「誘拐かすてえら」とか「殺人ちうりつぷ」という詩の言葉があるんですが、10年まえの椎名林檎の歌詞みたいです。それからこの詩も美しいです。
 
 
  手

みきはしろがね
ちる葉のきん
かなしみの手をのべ
木を搖(ゆす)
一本の天の手
にくしんの秋の手。


 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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