ありとあらゆるわが思 ダンテ・アリギエリ

今日はダンテ・アリギエリ「ありとあらゆるわが思」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ゲーテの名作ファウストの掲載がもうすぐ終わるので、今度はダンテの「神曲 地獄編」を掲載していこうと思っています。今回のはダンテの1篇の詩です。ほんの三頁ほどの短い詩なんです。
 
 
「らうがはし」というのは「ごたごたしている」あるいは「そうぞうしい」という意味です。難解な翻訳文で、全文をはっきりとは理解できていない気がするんですが、ダンテはこう書いています。わたしのほんとうにさまざまな思いというのはひとえに愛の問題であって、それを次々に語り尽くそうとすれば語り尽くせずにただ勢いづいて、そうぞうしいものとなってしまう。望みをいだいて喜びをもって、また時には大変に悲しく「あわれみ」を求める心理は、ただ心の奥底にある「恐れ」から生じている。いったいどれが私のほんとうの心だろうか。そのわたしの心というものを語ってみたいのだが、どうしても沈黙してしまう。

  ただ茫然と、迷はしき「愛」のちまたにひとり立つ

という一文が強い印象に残りました。くやしいけれども、かたきの姫のあわれみを求めている、という文末なんですが、上田敏の翻訳文でぜひ読んでみてください。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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