神曲 地獄(4) ダンテ

今日はダンテの「神曲 地獄篇」第四曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
いよいよ主人公ダンテが深淵のふちをさ迷います。前回、地獄に引き入れられる悪人たちが数多く歎きの声を発していたのですが、カロンという巨大な老人がこの悪人たちを舟に強制的にのせていったのです。このカロンというのは日本で言えば地獄の閻魔とか獄卒ですね、鬼です。無慈悲なんです。ダンテは、この怖ろしい光景をまのあたりにしながら、生きたまま地獄へと向かいます。ダンテは気を失っていたんですが、目を覚ますと、火山の噴火口のような地獄行きの道程をどんどんと下ります。
 
 
この地獄の旅を踏破するように願って案内人を遣わしたのが、天堂にいるマリアルチーアベアトリーチェの3人なんです。
 
 
今回、ダンテが到達した場は、limbo(辺獄)といって、まだ地獄の入口なんですよ。地獄の第1層にあたるのがこの辺獄です。limboというのは、キリスト教の洗練を受けていないが、善良な人々が居る場所らしいです。ホメロスとか、アリストテレスとか有名な哲学者もこのlimboに住んでいます。
 
 
それから、この物語の案内人、ダンテの師であるヴィルジリオ(ウェルギリウス)という詩人なんですが、じつはこのウェルギリウスもlimboの住人なんですよ。limboには、キリストも訪れたことがあって、彼が唯一limboに居る人間に祝福を与えて天堂へと導いたそうです。
 
 
limboにて、ダンテは幾人もの大詩人たちと出逢って、旅をします。これはようするに、ダンテが古典文学に深い感銘を受けたということが描かれているんだと思いました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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