神曲 地獄(9) ダンテ

今日はダンテの「神曲 地獄篇」第九曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
1000人もの悪魔に囲まれたダンテと師の2人なんですがあの、作者のダンテは政変に巻きこまれて追放をされているんですよ。その時の恐怖というのが物語に反映されているんだろうと自分では思っているんですけど、どういう恐怖だったんでしょうか。ダンテは政治家だけではなくて騎兵隊の一員として戦の最前線に参加しているんですよ。それで教皇派に属していたダンテは、皇帝派との戦争に参加して、それには勝ったのですが、教皇派が内部分裂して二分され、そこで教皇への叛逆罪という汚名を着せられて故郷のフィレンツェを永久追放されたそうです。 ダンテはすごい方針を持って「一人一党」とか言ってるんです。自分が代表にならねば、という。
 
 
この第九曲では、復讐の地獄の女神というのが3人も登場します。蛇を巻き付かせたメドゥーサの姿です。それに対して、天の使いというのがやってきてダンテと師に助力します。ダンテはようやっと憂いの市に立ち入ります。



 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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