駈込み訴え 太宰治

今日は太宰治の「駈込み訴え」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ダンテ神曲地獄篇、最奥の地にて、悪魔の王である堕天使ルシファーと、キリストを裏切ったユダの二人が登場したので、今回は太宰治が描いたユダの物語を紹介します。
 
 
キリスト教についてその実態をほとんどまったく知らないんですが、旧約聖書というのがユダヤ教の聖書とほぼ同一のもので、そして新約聖書というのがキリストを中心とした新しい物語ということになっています。ここにちょっと判りやすい解説がありました。
 
 
ユダヤ教はかなり厳しい戒律で、服装も黒服に白シャツのみと決まっていて、髭と髪を切らないという決まりがあり、それから偶像崇拝を禁じています。モーセの十戒などが有名で、モーセの出エジプト記はすごく興味深い内容なんです。
 
 
wikipediaによれば、ユダヤ教とは「選民思想やメシア(救世主)信仰などを特色とするユダヤ人の民族宗教」と書いています。しかしユダヤ教に改宗する人を歓迎するという方針もあって、もともとはユダヤ教徒では無かった人がユダヤ人になることもあり得るそうです。このユダヤ教を旧約聖書と呼んでキリストを中心にして新しく興したのがキリスト教で、ダンテが神曲で描いているのは、キリスト教における天国と地獄と煉獄です。ぼくは今まで知らなかったんですが、そもそもキリストとユダとその仲間たちはほぼ全員がそもそもユダヤ人で、ユダヤ教徒だったそうです。
 
 
太宰治の物語では、ユダが、師キリストを裏切る過程で、どのような心情の変化があったのかが描写されてゆきます。聖書にはどう書いてあるのか、よく分からないのでとりあえずネットで調べてみて、このページに書いていることがなにか参考になるように思いました。太宰の描くユダは生き生きとした心情が吐露されています。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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