脱出と回帰 中井正一

今日は中井正一の「脱出と回帰」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
中井正一が、古事記のことを書いています。あの、天の岩戸に閉じこもってしまった天照大神に出てきてもらうために、閉じた岩を動かした天手力男神アメノウズメのことについて書いています。
 
 
行き詰まりや困窮からどのように脱するのかと言うことが、モチーフを変えて繰りかえし語られます。ちょっと理解しかねることも書いているんですけど、興味深い随筆です。調子の悪い時期は、なにか自分が心地よいと思う遊びを見つけることに価値がある、というふうに読めました。物語の中心的なモチーフとして、「遊びをせんとや生れけむ」というセリフが大河ドラマの平清盛で繰りかえし用いられていて印象的だと思ったんですが、これ梁塵秘抄に記されている、幼子の言葉を歌にしたものだったんですね。
 
 
中井正一は、ピアノがどう生まれたのかを空想するんですよ。原始人が弓矢を持って狩りに出かけ、洞の中でこの弓の弦をはじいてみた。その時に美しい音が鳴った。この体験から、弦をはじく音楽が始まり、やがてピアノに変化していった。
 
  

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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