神曲 浄火(11) ダンテ

今日はダンテの「神曲 浄火篇」第十一曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
いよいよ煉獄の現実が明らかになります。ダンテと師は、高慢の罪を清める現場に立ちあうのでした。彼らは「主の祈り」を歌いながら、重い石をえんえん山の上に運び続けるという仕事をしているのでした。地獄と唯一異なるのは、そこには歌があって、また罪を清め終える確約があり、その先には喜ばしい目的地があるということです。
 
 
しかし考えようによっては、地獄よりもなおいっそう過酷という感じがしました。地獄はもはやどうにもならない世界なので救いは他者からもたらされずにつまり気を遣う必要がまったく無くて、存在しているだけでも満足できるでしょうが、この煉獄では、登場人物が言うようにまさに「もうこれ以上は耐えられない」という重責が存在しています。
 
 
巨大な石を背負って山道をゆき、苦しみながら自分たちの罪を清めようとする彼らは、じつに誠実というか、ひたむきな歌を歌います。「主よ、今日も我らに日ごとの糧を与えたまえ。いと弱き我らを、悪意から遠ざけ救いだしたまえ。こう願うのは、我らのためだけではなく、このあとにやって来る人々のためなのだ」
 
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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