神曲 浄火(30) ダンテ

今日はダンテの「神曲 浄火篇」第三十曲を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ついにダンテ文学のもっとも重大な登場人物、ベアトリーチェが登場しました。それで彼女がダンテになにを言ったかというと、道を踏み外したこの十年の人生を叱るのでした。
 
 
地獄篇と煉獄篇の導き手であった師ウェルギリウスは、ついにその姿を隠し、物語はベアトリーチェによる導きへと転じます。ベアトリーチェはダンテの初恋の人であり彼にとっての女神なのですが、その親交は農耕詩と自然界とを描いたウェルギリウスの詩世界への傾倒とはまた異なるもので、ウェルギリウスからベアトリーチェへと意識が移行することこそが、ダンテにとって煉獄と天堂との、その存在の明らかな違いなんだと思いました。
 
 
ウェルギリウスとの別れの描写はみごとでした。何百年も読み継がれる物語の力というのを感じました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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