海潮音(8) 上田敏

今日は上田敏の海潮音その8を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は、兵士のことを描いた詩です。ゲーテも『ファウスト』の終盤で戦争を詩に描いているわけですが、この海潮音のフランソア・コペエの描いた戦場の詩は、読んでいて難しい内容なんです。
 
 
兵士たちに倒される者の発する言葉を記しているのが凄いです。僧は「神は、あなたがたを哀れむ」と述べて撃たれます。この詩の驚くのは、倒しに来た兵士たちの様子も、倒される人々も平等に描こうとしているところだと思います。犠牲になった者が、一人のキリストとして捉えられて、詩に描かれています。
 
 
事に慣れたる老兵も、
胸に鬼胎(おそれ)をかき抱き
足に兵器を投げ棄てて
われとも知らず膝つきぬ、
醜行のまのあたり、
殉教僧のまのあたり。
 
……
 
 
つづきは本文をご覧ください。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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