若菜集(12) 島崎藤村

今日は島崎藤村の「若菜集」その12を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回は、中野逍遙のために書かれた、漢詩が中心になっています。漢詩はむつかしくて判らないのですが、書き下し文のルビを振って読んでみたことがあって、それで内容が、なんとなく理解できました。
 
 
為君調綺羅 (きみのために きらを ととのえ)
為君築金屋 (きみのために きんおくを きずく)
中有鴛鴦図 (なかに えんおうの ずあり)
長春夢百禄 (ちょうしゅん ゆめ ひゃくろく)



訪君過台下 (きみをたずねて だいかをすぐれば)
清宵琴響揺 (せいしょう きんのひびきに ゆらぐ)
佇門不敢入 (もんにたたずみて あえて いらず)
恐乱月前調 (げつぜんの しらべを みださんことを おそる)
 
 
という箇所が印象に残りました。
詩の美しさを楽しむことが多いのですが、書き手の状況や、書かれたものの環境を考えてゆくのが文学なのかな、と思いました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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三四郎 夏目漱石(4)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(4)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
三四郎は、どうもそれまでとちがって、気もそぞろになってしまって、授業が頭に入ってこなくなる。まさに5月病の描写で、似た経験を思いだして、読んでいて共感しました。これ、受け手だけじゃなくて、送り手のほうもこういう、本業に身が入らないことってあるんだよなあーとか思いました。
 
 
漱石は、駄作の少ない、どの作品も魅力的な、はずれのない作家だと思いますが、たとえば「吾輩は猫である」の中盤あたりはかなりの中だるみというのがあったような気もします。
 
 
野々宮君が買ったリボンを、ある女がつけていた。それが妙に気になる。嫉妬というわけでもないが、仲間はずれにでもなった気分になるのか、三四郎はふきげんである。
 
 
そこに、貸家さがしをしている先生というのが登場する。この高校教師が不思議な人で、結婚もしなければ、学問で活躍するわけでもない、ただただ妙に理論家で、西洋の写真ばかり集めて、それで東京は汚い、と言う。英語の先生はやっているが、じっさいほとんどなんにもしていない人だ。日銭が無くておろおろする、というような「困る」ということさえしていない。まさに純文学の登場人物の、鑑のような人だなあーと思いました。これぞ、日本、純文学、と言う感じがしました。
 
 
三四郎は、古里と、学問の領域と、女たちの世界と、3つの世界があることを知った。この3つをいろいろと引き比べて、思考し、こんな結論に達する。

  要するに、国から母を呼び寄せて、美しい細君を迎えて、そうして身を学問にゆだねるにこしたことはない。

そりゃそうだわ、たしかにそれが正しいわ、と思いました。やたらと悩んで、当たり前のことをあたりまえに求めようとする、というこの哲学的な一連の運動の描写がおもしろかったです。でもけっきょく、古里と学究と女たちすべてを手に入れた男なんて世の中に居ないような気がしてくるのでありました。
 
 
ところで、作中の「ヴォラプチュアスな表情」というのは、官能的な表情という意味です。
 
 
三四郎は、里見美禰子さとみみねこという美しい女に出逢って親しくなる。しかし、美禰子にはどこか危険な気配がただよっている。船乗りをまどわす、人魚のことがほんの少しだけ描かれていました。
 
 
Pity is akin to love.
 
 
これを翻訳してみよ、という話が繰りひろげられます。辞書を引くと、こういう意味でした。英語のことわざで「憐れみは恋の始まり」あるいは「かわいそうだと思う心は愛情に近い」という意味だそうです。かわいそうだから、という……。
 
 

 
 
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赤いろうそく 新美南吉

今日は新美南吉の「赤いろうそく」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは、山の動物たちを幻想的に描いた、童話です。1度目によんで、えっ? これで終わり? と思ったのですが、繰り返して読むと、この物語の映像が思いうかんできてすこぶる良かったです。
 
 
新美南吉は、とくにオチのところを簡素にしているんですけど、それがそのぶん、想像力を刺激される名作だと思います。みんなが小さな炎を見つめている、というところの絵が、詩的な情景として立ち上がってきました。猿のとまどっている顔や、鹿のしんとした姿が思いうかびました。
 
 

 
 
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若菜集(11) 島崎藤村

今日は島崎藤村の「若菜集」その11を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
えーとあの、日本の政治家は「終戦」とばかり言うけど、戦争の体験をされた方や日本現近代史を学んだ人は「敗戦」と言う、という指摘をされたことがあって、海野十三の敗戦日記をもう一度読んでみたら、たしかにこの二つの言葉を、明確に使い分けしていました。
 
 
ちょっと前に「悩むのは良いけど、迷うのは良くない」という発言をツイッターで読んで、なるほど、たしかにふだん気にしていないけど、この二つの言葉は異なるなあ……、と思ったりしました。辞書で調べると、意味がまったく違うわけなんですよ。めちゃくちゃ当たり前なんですけど。「悩む」「迷う」
 
 
藤村は今回、こんなふうに詩を書いています。
 
 
つかれてなやむあらそひを
闇のかなたに投げ入れて
夜の使つかひ蝙蝠かはほり
飛ぶ間も声のをやみなく
こゝに影ありまよひあり
こゝに夢ありねむりあり
こゝに闇あり休息やすみあり
……………………
…………
 
 
それから、哲学書の初歩的なものを読んでいると、まったく普通の言葉を、まるで異なる意味として用いる、というのが哲学の伝統で、言葉の使われ方というのは、面白いもんだと思いました。
 
 
そもそも、漢字は中国から、ほぼそのまんまコピー&ペーストじゃあないですけど、写させてもらったもので、ひらがなが日本独自の文化というのも、おもしろいです。
 
 

 
 
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三四郎 夏目漱石(3)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(3)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
昔の日本の大学は、9月に新学期が始まったようです。夏休みの終わりが新しい学年となると、夏休みの意味が奥深くなるので、物語にしやすいわけで、漱石はそこのところを三四郎のしゅったつと絡めて描いていたようです。9月が入学式なら、8月はまさに、春休みと夏休みが同時に来たような雰囲気になる。
 
 
三四郎は、人が居ない大学を訪れて、いつまで経っても始まらない授業を待っているわけなんですが、その描写がじつに不可思議な印象をかもし出していました。一番はじめに受ける授業が、海外からやって来た外国語の先生の授業で、これはずいぶんと高度で、田舎から来た学生にはむつかしいだろうなあと思いました。三四郎はなにがなんだか判らないで授業をメモし続ける。
 
 
同級生が「大学はつまらないな」と言うと、三四郎は反論も同意もできない。どっちに判断して良いかさえこう、感じられないその前段階で、授業を聞きつづけていた、というのがなんかじつにリアルなこう、カルチャーショックの描写でした。
 
 
なにかこう、カルチャーに対してサブカルチャーの萌芽をこう、つくり出そうとしているような展開で、不思議な印象のする章でした。漱石の作品の中でも、こうなにか不可思議さが前に出てくる小説だなと思います。大学はつまらんよと、教えてくれた佐々木与次郎ささきよじろうという男はなかなかの曲者で、授業にたくさん出てみたがどうも楽しくないという三四郎に、こんなことを言います。
 
 
「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったらもの足りるようになるか考えてみろ」
 
 
じゃあどうしたら良いだろうという三四郎を、与次郎は電車を使って町に連れ出し、寄席を聞かせるのでした。現代で言うと映画に連れていったという感じでしょうか。さいご、図書館こそがすごいんだぞ、と言うんですよ。はー、そういうことがほんとうに伝えられる男になってみたいもんだと思いました。
 
 
あと、ヘーゲルの重要性を示しつつ、倫理というか哲学も無くただ機械のように学問をのっぺらぼう・・・・・・に聞くことの危うさについて記されていました。
 
 
三四郎は、野々宮君の家の留守番をすることになった……。ところがその夜に事件が起き、見知らぬ声が、遠くからふと聞こえてくる。どうもそれが……続きは本文をご覧ください。漱石は、文明の危険について、詳細に描きだしています。100年後の現代にも、たしかに共通している問題について書いている、と思いました。三四郎は、ひどい事件をまのあたりにしたあとに、勉強や研究をすることよりも、親しい人に逢うことの方がまるで重大だ、ということをつくづく考えるのでした。
 
 

 
 
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映画時代 寺田寅彦

今日は寺田寅彦の「映画時代」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
現代の映画のたいていは、精密な写真そのものであって、きれいな写真が動いているようなものなんですが、寺田寅彦は、原始のころの映画のことを記していて、走馬灯や影絵の発展としての映画について語っています。光がさまざまな形や色を発する、ロウソクの明かりをじっと見つめているときの快楽のような、印象派の色彩豊かな世界が動いた、というような衝撃について記しています。
 
 
名前も、映像とか映画、という言葉はほとんど使わず、幻燈げんとうと呼んだ。原始のころの驚きを、それをそのまま、つまり映画創世時代のころの映像をそのまんま見ても、現代人は誰も驚かないのに、寺田寅彦の文章で読むと、その驚きと期待とがはっきり伝わってくるのがじつに謎だなあー、と思いました。
 
 
幼い頃に自分で映写機を自作しようとして失敗した。それがのちの自分の研究意欲に繋がっていった、という描写があってすてきでした。当時、東大助教授だった寺田寅彦は、1908年(明治41年)から3年間ヨーロッパに留学して、映画を見ていたそうです。
 
 
あと、100年前の海外ニュース映画の編集について寺田寅彦が語っていて、ノンフィクション映画に映しだされる、自然環境や細部の文脈を読み解く試みがなされていて、これはすごかったです。また、Youtubeの萌芽のようなもののことが論じられていて、じつに古びない人だと思いました。
 
 
こんなに自由に思索をめぐらせることができたら、あらゆることが興味深いだろうなあーと思いました。狩りの時代から農耕の時代に変わる頃のことであるとか、ものごとの原始のころには、いろんな暗い問題や、あるいは期待やおもしろさが詰まっているように思いました。
 
 
寺田寅彦の、この一文に目を見はりました。
 
 
  ほんとうを言えば映画では筋は少しも重要なものでない。人々が見ているものは実は筋でなくしてシーンであり、あるいはむしろシーンからシーンへの推移の呼吸である。
 
 

 
 
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若菜集(10) 島崎藤村

今日は島崎藤村の「若菜集」その10を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回の詩は、冬から春への雪解けを描いています。それから、「明星」という詩がよかったです。若菜集の有名な詩に、こういう文章があるんです。
 
 
まだあげめし前髪まへがみ
林檎りんごのもとに見えしとき
前にさしたる花櫛はなぐし
花ある君と思ひけり
 
 
この言葉の響きによく似ている七五調の詩でした。
 
 

 
 
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