蝉の子守唄 島崎藤村

今日は島崎藤村の『蝉の子守唄』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
島崎藤村の「若菜集」を読み終えたので、こんどいつか藤村の傑作『夜明け前』を読んでみたいんですけど、今は漱石に夢中なので、またのちのちに読みたいと思います。
 
 
今回のこの『蝉の子守唄』というこれは、ただの子守歌なんですけれども、島崎藤村がいちからつくったのか、島崎藤村が民間の歌にセミを入れてアレンジしただけなのか、よく判りません。誰もが知っているフレーズが入っている歌なんですよ。確実にほとんどの人が知っている、フレーズだと思います。
 
 
いろはにほへと、とか、あいうえおかきくけこ、くらい聞きなれた普通の文章なんですけれども、もし藤村がこれを一からつくったとしたら、空気になるくらい誰もが知っているものを作った人になるなあと思いました。
 
 
世の中でもっとも素晴らしい発明家は、車輪そのものを世界ではじめて作った人だ、と良く言われるそうなんですが、しかしあまりにも素晴らしすぎて、誰が一番はじめだったか、判然としないのでした。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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三四郎 夏目漱石(9)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(9)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
作中で、絵描きや小説家や学者たちが集まる奇妙な集会が催されます。三四郎は、まだ美禰子から金を借りたままだ。作中で与次郎はこう聞く。なにか妙に印象に残るやりとりでした。こういう会話です。
 
 
「君、あの女には、もう返したのか」
「いいや」
「いつまでも借りておいてやれ」
 
 
この前の箇所で、ピストルで夭折をしようと思った男が、金が無いのでそれを手放すことになって、そのために生きながらえたという挿話があり、また三四郎が美禰子に好意を抱いていることが率直に描かれていて、そこのところで、どうも印象深くなっているようなんです。与次郎はこう主張するんですよ。
 
 
  「ぼくに金が余っているとするぜ。そうすれば、その金を君から返してもらうよりも、君に貸しておくほうがいい心持ちだ。人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ」
 
  「おれだって、金のある時はたびたび人に貸したことがある。しかしだれもけっして返したものがない。それだからおれはこのとおり愉快だ」
 
 
納得のゆく話なんですけれども、現代とずいぶん感覚が違うかもしれないなと思いました。ルカ伝に、こういうたとえがあるんですよ。
 
 
  なにか宴会をするときは、家族や親友や金持ちなど招かず、貧しい人や不自由な人を招きなさい。そうすれば、彼らはあなたにお返しが出来ないから、あなたは幸いだ。
 
 
漱石は、このルカ伝の言葉を読んだことがあったのだろうか……、と思いながら読んでいました。漱石の作品を読んでいていつも思うのは、友人であった正岡子規のことなんです。
 
 
漱石とまったく無縁な自分が漱石の本を読んでいて、漱石と非常に親しかった正岡子規は、漱石の長編小説のどれも読むことができなかったのが、なんとも不思議なんです。
 
 
作中に、風の音を聞く描写があって、じつに秀逸な文章でした。
 
 

 
 
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真夏日の散歩 原民喜

今日は原民喜の「真夏日の散歩」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは平明な文体で、事実あるいは実感を、淡々と書いているのですが、衝撃を受ける随筆でした。ほんの数頁の作品ですので原民喜の作品を読みたい方はぜひ読んでみてください。
 
 
あまりにも驚くと、まるでなにも言えなくなるわけなんですが、作家は丁寧にその驚いたことについて書いています。
 
 
核兵器の廃絶が世界的に宣言され、核発電は核廃棄物を残し、もっとも質の低い環境汚染施設であることが判明している中、現在の日本政府は原発事故後も海外に危険な原発を輸出しようと計画し、六ヶ所村に福島第一原発以上に危険な施設を製造しようと躍起になっているという状況です。とにかく被害当事者の言っていることを聞いたり、当事者が書いたものを読むというのは極めて重要だ、と思いました。原発の問題に関しては、スベトラーナ・アレクシエービッチの『チェルノブイリの祈り―未来の物語』 (岩波現代文庫)という本があります。今、これを買って少しずつ読んでいるところです。
 
 
原民喜の、この一文が印象に残りました。
 
  その男は何か云ひ度いこと、訴へたいことを持った儘、重く口を噤んでゐた。
 
 

 
 
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若菜集(16) 島崎藤村

今日は島崎藤村の「若菜集」その16を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
この16冊子目で、若菜集は完結です。今回は、謎めいた詩でした。「にわとり」という詩があるんですよ。2羽の鳥の物語を詩にしています。島崎藤村の父と妹の間で強い確執があったことは有名なのですが、もしかするとこう、作家の家族のことを詩に描いたんではなかろうかと思いました。じつに謎めいている詩でした。
 
 

 
 
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三四郎 夏目漱石(8)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(8)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
漱石は、近代現代小説の基本形を発明した人なので、日本語の組みたて自体がおもしろい、という評を読んだことがあるんですが、たしかに細部の言葉づかいまでおもしろい気がします。こういう変な場面があるんです。
 
 
  三四郎は二階の窓から往来をながめていた。すると向こうから与次郎が足早にやって来た。窓の下まで来てあおむいて、三四郎の顔を見上げて、「おい、おるか」と言う。三四郎は上から、与次郎を見下みおろして、「うん、おる」と言う。このばかみたような挨拶あいさつが上下で一句交換されると、三四郎は部屋へやの中へ首を引っ込める。与次郎は梯子段はしごだんをとんとん上がってきた。
 
 
これは漱石が四国は愛媛の松山時代に、正岡子規と2人で住んでいた家での出来事にちょっと近いんではないかと思いました。漱石が借りた家に、正岡子規が転がりこんできて、1階に子規が、2階に漱石が住んでおったそうなんですが。
 
 
与次郎と三四郎は、金のことでちょっと困っている。与次郎は賭博で金を失っていて、三四郎は下宿代の支払いが少しとどこおっている。美禰子は三四郎に金を貸してやっても良いというのだが、なにかそれは良くない関係のようにも思える。そこで、漱石はこう記しています。
 
 
  ……………しかし、どう想像しても、自分につごうのいい光景ばかり出てくる。それでいて、実際ははなはだ疑わしい。ちょうどきたない所をきれいな写真にとってながめているような気がする。写真は写真としてどこまでも本当に違いないが、実物のきたないことも争われないと一般で、同じでなければならぬはずの二つがけっして一致しない。
 
 
気になっている異性から、金を借りるというのはやはり恥だ。しかしせっかくの好意というのは受けてみたい気がする。けっきょく、三四郎は美禰子の家を訪ねるのだが、いつのまにか二人きりででかけて、まるでデートみたようなことになる。
 
 
原口と野々宮にぐうぜん出逢って、それで美禰子は三四郎にごく小さな声で、なにかを言って去っていった。そのなにかが、なにを言ったのかがまるで聞こえなかった……。
 
 

 
 
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白い下地 泉鏡花

今日は泉鏡花の「白い下地」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは泉鏡花にしてはめずらしく、語り口調の随筆です。しかし内容はあでやかなもので、いかにも泉鏡花らしい世界観が記されています。泉鏡花は、色彩について論じています。
 
 

泉鏡花といえば竜潭譚りゅうたんだんという躑躅つつじの迷宮をさまよう幼子と、それを救う女性の描写がひじょうに美しい名作があって、ぼくはこれが好きなんですが、この小説における、絵画的な表現の秘密がなんとなく理解できたように思えました。泉鏡花は対比というところを重視していて、肌の色と着物とが、どのように和しているのかについて、書いています。
 
 
泉鏡花は、女の姿や、働くさまを、絵画として捉えて、さまざまに論じています。とても艶っぽい、しかし洗練された随筆でした。
 
 

 
 
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若菜集(15) 島崎藤村

今日は島崎藤村の「若菜集」その15を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
まったくどうでも良い話なんですが、島崎藤村の本名はじつは「春樹はるきなのだそうです。しかもけっこう力強い美男子顔で、当時の作家とくらべるとたいへん長命だった。……意味の無い雑学なんですが、知ってこう、おおっと、思いました。
 
 
今回の詩はこう、とても落ちついていてそれで幻想的で、楽しんで読めました。あと人情話みたいな古い詩や、あるいは馬の哀感などの詩も書いていて、かなり多様です。藤村はこれを、おそらく文壇とか読者からなにか言われること無く、処女作として堂々と書いていったようなのです。
 
 
むつかしい言葉を調べてみました。

おさ

あめつち

 

この詩が印象に残りました。
 
 
あま河原かはらにやほよろづ
ちよろづ神のかんつどひ
つどひいませしあめつちの
はじめのときをたれか知る
 
 

 
 
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