今日は高村光太郎の『智恵子抄』その11を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
作家や詩人をみていて、すごいなあと思うのは、まず他人のほうから見た感覚を描けるという、視点をかなり正確に移動できるところで、ここに憧れます。
それで、今回の詩は、時間軸を移動させてもこう、美しいんだなあーとおもって感心しました。高村光太郎は、未来のことをかなり正確に認識しつつ、詩を記していたのかなあと思いました。オチのところの詩の言葉もすてきなんです。高村光太郎がお好きなら、今回の詩は、ぜひ再読してみてください。
あの山の奥に花さき朽ちる草草や
声を発する日の光や
無限に動く雲のむれや
ありあまる雷霆や
雨や水や
緑や赤や青や黄や
世界にふき出る勢力を
無駄づかひと何うして言へよう

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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
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