ニャルラトホテプ H・P・ラヴクラフト

今日はH・P・ラヴクラフトの「ニャルラトホテプ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ラヴクラフトは、恐怖小説だけを書いた特殊な作家なんですけど、なんだかとにかくすごいんです……。子どもの頃、これを古本屋で見つけて買って、夢中で読んでいました。ごく一般的な恐怖小説とはぜんぜんちがう不気味さを描きだすんですよ。ほんとに、見たこと無い描写をする作家で、なんとも言えない魅力がある怪談を描きだします。
 
 
ところで、ニャルラトホテプというのは、こういうわけのワカランやつです。
 
 
ラヴクラフトは恐怖の対象に対してこう、撃退しようというような表現をしていないんですよ。人間の計画や思惑や未来予想図が、ことごとく巨大な暗黒宇宙の如き恐怖によって無効化されてしまう。無力で無能な人間になってしまう。そういう展開が、こう、現代社会で起きる不合理と共鳴しているような気がするんです。
 
 
H・P・ラヴクラフトは、絶対的恐怖があって、それに抗いよう無くのみこまれてゆく人間の抱く、暗い心情を描きだしているんです……。ラヴクラフトは、こう記します。
 
 
  ニャルラトホテプ……這い寄る混沌……残ったのはもうわたしだけ……この何もない空を聞き手にして、お話ししようと思います。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/nyarlathotep.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入