山羊の歌(3) 中原中也

今日は中原中也の「山羊の歌」その3を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回の詩はとても有名な詩です。完璧なものについては、語る必要が一つも無いような気がしてしょうがないので、なにも書くことが無いんですけど……仕方がないので、この詩と合わせて一緒に聞きたい曲を選んでみました。Massive Attackの『Paradise Circus』です。物憂げな歌声が良いです。この音楽と同時に、中原中也の詩を読むと、なにか偶然の共鳴があってすごかったです。
 
 
信じがたい、詩体験、とでもいうようなもんが体験出来ます。中原中也の詩を中心にした物語を、現代映画監督が映画にしたら、なんだかすごいもんになるのかなあーと思いつつ、読み終えました。
 
 

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 サーカス小屋は高いはり
  そこに一つのブランコだ
 見えるともないブランコだ

 頭さかさに手を垂れて
  汚れ木綿の屋蓋やねのもと
 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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