山羊の歌(6) 中原中也

今日は中原中也の「山羊の歌」その6を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
中原中也は、暗い状況にありながら、暗いことそのものを詩に描きだしているんですけど、どうもなんだか安らかであるというか、落ちついていて、豊かな情景が描きだされている。
 
 
これは自分の読み方が甘いんじゃ無くて、じっさいに情感豊かな詩を描きだしているんだと思うんです。危機に対して目をそむけるとよけい危ない、と言えると思うんですけど、中原中也はちょうどその対極にあるような気がします。詩人は苦をじっと捉えながら、苦に悩まされていないように思いました。
 
 
むつかしい言葉の意味は、リンク先をご覧ください。
 
しかはあれ
 
さやぎてありぬ(さやぐ)
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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