痴人の愛(5〜6) 谷崎潤一郎

今日は谷崎潤一郎の「痴人の愛」その(5〜6)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ナオミと譲治は親戚とも念入りに話し合って、結婚を済ませた。ついに谷崎の本から女性への「崇拝」という言葉が記された。谷崎は起承転結というよりも、起承転転転というかんじで、坂を転がり落ちる岩のような物語を書く人だと思うんですけど、その口火が切られたな、と思いました。
 
 
あと、谷崎が若者への個人授業の方法を書いているんですけど、こういう先生たしかに居たぞと思いました。復習を念入りにやっているシーンなんですけど、詰め込み教育ではないし、細かいミスは指摘しないんだけれど、出来ていないところはハッキリ叱りつづけるという、なかなか現代的で厳しい勉強の風景が垣間見られました。
 
 
ナオミは英語をちゃんと勉強して出来るようになると宣言していたのですが、どうしても初歩的なことが判らない。発音と音読は得意なんですが、文法がまったくわからない。それを習得させようと譲治がやっきになるところがなんともリアルでした。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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