ハイネ詩集(59)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その59を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネは19世紀でいちばん有名な詩を作った、そういう詩人だと言われているわけですけど、ハイネ詩集を読んでいると、有名な詩人と言うよりも、いちばんモテ自慢をした詩人という感じがしてきます。ここまでモテる話しを詩にした人は、やっぱり19世紀にはほかにどこにも居ないんじゃないかと、思います。
 
 
バリエーションもいろいろあって、軽快なモテ自慢だとか、モテ男の悲壮なお話しだとか、読んでて飽きないです。
 
 
調べてみるとハイネは、法学に詳しく、哲学者ヘーゲルから哲学を学んでいて、すごく知的なはずなんです。けれども詩集の詩はどうにもなんかそういう感じがしない。愛の詩と言うよりも、恋の詩というかんじなんです。そのなかに、なんとも美しい自然界の描写があって、そこが魅力なんです。
 

かはいゝ金の足をもつた星は
空をおづおづ歩いて行く
夜のふところに眠つてゐる
地を醒ましてはならないと
 
星を見つめながら、ハイネはこんな詩を描きます。
 
空には星が飛んでゐる
ちやうどわたしの悩みを避けるやうに
——さやうなら、愛する人よ、わたしは遠い国へ行く
だが何処へ行かうとわたしの胸はおまへの為に燃えてゐる
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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