寒中の木の芽 内村鑑三

今日は内村鑑三の「寒中の木の芽」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
内村鑑三と言えば学者で、聖書を研究し、田中正造とともに足尾銅山鉱毒問題に取り組んだ知識人だという認識があるんですが、その内村鑑三が詩を書いています。理知的な詩で、思考の展開の美しさがそのまま詩になっていて、四季への思いがそのまま思想に変じていったような詩でした。内村鑑三は、ルターやダンテやゲーテを愛読したそうです。
 
 

 花散りて後に
 葉落ちて後に
 果失せて後に
 芽は枝にあらはる
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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白痴(8) ドストエフスキー

今日はフョードル・ドストエフスキーの「白痴」その8を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ガーニャとはいったい何者なのか、wikipediaの登場人物表にはこう記されています。 
 

ガヴリーラ・アルダリオノヴィチ・イヴォルギン (ガーニャ)
イヴォルギン将軍の長男。エパンチン家の秘書。腹黒く欲張りで、癇癪持ちの羨望家。7万5000ルーブルを手にするためナスターシャと政略結婚をしようとしている。
 
なんだか悪いことを考えている男なんです。ところがドストエフスキーはそういう脇役的な悪人を主人公と同じように扱い、細部まで丹念に追ってゆくんです。これが……ドストエフスキーの文学性で、読んでいて疲れ果てる原因だと思うんです。心理描写まで徹底していて、知りたくない悪意を脳に書き込まれてゆく感じがあって、重苦しい。さらに彼の家族は意外と心やさしいことが細密に描かれてゆく。
 

作中に「この家の中ではいっさいのものが狭くるしく込み合っていたのである。」って書いているんですけど、まさにドストエフスキーの小説がそういう構造になっている。その毒に中毒性があって、読んでいて止められなくなる。サンマの内臓の苦い味みたいですよ。
 
 
そういう家の中にガーニャから「白痴」と罵られてしまった主人公のムイシュキン公爵が、ただの通りすがりのような存在だったのに、住み込むようになる。こういう息苦しさを、ムイシュキンはかなり無視をして行動しているようである。通常ならば、もっと別のところに住もうとしますよ。それを家の中に完全に住み込んでしまう。内臓を内部から観察しているような情景ですよ。
 
 
作中には「公爵はガーニャの非難をいまいましく思って」いて「二人の間の関係は明らかにいよいよ険悪になってきた。」と記されています。
 
 
それからほんとにあまたの登場人物が次から次にでてくるので、登場人物表を使って読んでいます。ガーニャの父のイヴォルギン将軍というのが、とんでもないウソを言ってワケが判らない。主人公の死んだ父について、次から次に存在しないデタラメな過去を述べてゆく。しかも生老病死という重大なところを偽るんです。この虚言はおそろしい。ちょっとしたウソって誰でも言うんですけど、普通ならぜったいに言わない問題についてイヴォルギンは、言ってしまう。
 
 
慣れの問題なのかもしれないんですけれども、不気味な男のその犯罪だけを見るというのは、新聞やテレビで繰り返し見てきたわけで、とくになにも思わなくなるんですけど、不気味な男とその家族との親交をみると、もっと根源的にこう、犯罪っていったいなんなんだろうとか、悪はどういうところから生じるのかとか、考えざるを得なくなるように思うんです。ドストエフスキーはこういった物語を記しながら、加害者の心理に(我々読者よりも)もっとより深く分け入ったように思えました。
 
 
そこにヒロインのナスターシャが現れるんですけど、これがとんでもない。よく、アニメとかマンガは、破天荒だというイメージがあって、近代文学は落ちついているという印象なんですけど、こんな現れ方は……映画でも漫画でも、とにかく見たことが無いなという、荒々しい登場シーンなんです。
 
 
ちなみにwikipediaではヒロインのことをこう紹介しています。
 
ナスターシヤ・フィリッポヴナ・バラシコーワ (ナスターシャ)
悲劇のヒロイン。美貌の女(ひと)。借金まみれだった退役士官の父が領土焼失し、孤児になったところをトーツキイに拾われ愛人となる。時に威圧的、時に自虐的な2面性を持つ。
 
ヒロインのナスターシヤは、初対面の主人公にたいして、出会い頭で突如悪態をついて押しのけてしまう。主人公とかヒロインとかいう言葉では言いあらわせない2人なんです。嵐の最中のあばら屋みたいな荒れようだ、と思いました。次回に続きます。
 
 

 
 
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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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【書籍購入】ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

今日も、ネットで買える本について1冊紹介します。
 
 
『ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男』というノンフィクションの本なんですが、事実は小説よりも奇なり、とでも言うのか、実話が描かれていると思って読むので、衝撃がすごかったです。でも、なんだかかっこいい話しなんです。
 
 
ふつう、金が無かったり保護が無かったりすると、生きられないと思うんですけど、金も家も使わずに生きた人も居る。ごく普通の青年だった男が、ある日、森の中で暮らせるだけ暮らしてみよう、と思いたつ。真冬でも建造物の中に入らずに、独自に構築した奇妙なテントで生活をした。食糧源は森の自然界で手に入るものと、キャンプ場で繰り返し行った窃盗。普通なら一年くらいで無理が来ると思うんですけど、そこを20年以上暮らすことが出来た。ライターが事実を詳細に調査しつつ、ダイナミックな文体で書いているので、この……森でたった一人で暮らし続けた男の生き方に、すこぶる引き込まれました。
 
 

 
 
あと、Kindleアンリミテッドが30日間お試し0円で加入できて、10万冊以上の本やマンガを読めるんですけど、『マンガで読破』シリーズも10冊くらい0円で読めるようになっていました。人によると思うんですけど、古典文学は、あらすじを知ってしまってから原文を読んでも面白いので、ちょっと興味のある本のあらすじを追ってしまうのもオススメかと思います。
 
 


 
 









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ハイネ詩集(85)

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その85を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネ詩集は次回で終了です。次の詩集をいま準備しているところなんですけど、ハイネは今のところ、ネットでこれ以上読める詩がもうないです。
 
 
そろそろ読み終えてしまうなあ、と思いつつ読んでいるんですけど、作者のハイネは、ほんとうに詩を書き終えるんだという意識があって、そのことを詩に記しています。
 
 
「おまへはまた美しい手をふりしぼりさへもするだらう」という詩の言葉が印象的な今回の詩を読んでいて、ハイネは正直な詩人なんだと、改めて思いました。随筆みたいな詩なんです。前期から後期まで順番に読ませてくれた翻訳者の生田春月に感謝したいなあと思いました。こんな詩もありました。
 
 

こんなにはげしく燃え上つてゐる恋の火は
我々の心の滅ぼされたとき何処へ行くのであらう?
それはもと出て来たところへ帰つて行くのであらう
あはれな亡者どもの焼き苦しめられてゐる地獄へと
 






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保護職工 森竹夫

今日は森竹夫もりたけおの「保護職工」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
このサイトでは、なんだか有名な古典的作家をおもに読んでいるんですけど、今回はあまり知られていない作家の、まるで随筆のように平明な文体の詩を読んでみました。森竹夫とはいったい誰なのかぼくには判りませんでした。1946年の敗戦の翌年に亡くなっている方です。どういう詩人なのか、一作だけではよく判らないのですが、気になるのでこんど調べてみようと思います。どうもプロレタリア文学を主にやっていた詩人のようです。
 
 
七十年後に詩が一つだけ残った作家って、すてきだなあと思いました。
 
 

 
 
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白痴(7) ドストエフスキー

今日はフョードル・ドストエフスキーの「白痴」その7を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 

ムイシュキン公爵は、初対面のあいての人格を突如言い当ててしまうという奇妙な力を持っている。ちょっと占い師みたいに、極端に飛躍した直感的な思索が繰り広げられるんですよ。
 

彼は何事かを思い起こしたように、ふと立ち止まって、あたりを見回し、窓の光のさすほうへなるべく近く寄り添って、ナスターシャ・フィリッポヴナの写真を見つめ始めた。
 
ここから先の、ヒロインの表情や美に関する公爵ムイシュキンの考察がすてきなんです。ナスターシャの顔は女性から見ても、驚かれるほど美しい。「こういう美しさは力ですわ」「こんな美しさをもっていたら、世界をひっくりかえすこともできるんだわ!」と熱心にアデライーダが述べるんです。
 
 
それから人びとはさまざまな話しを続けてゆく。この物語「白痴」の主人公ムイシュキンと一緒に、知らない事情を垣間見てゆくわけなんですけど、ちょっと初見では、よく判らないわけです。これが上手い仕組みになっているように思えて、異邦人というか通りすがりのような存在であるムイシュキンの聖性というか闖入者としての存在感というか、そういう性質が、この物語をのぞき見ている読者にも同時に付与されているように思うんです。
 
 
ドストエフスキーは、題名どおりに「白痴」の魅力を書き記していて、「罪と罰」では知を突き詰めた犯罪者の心理を垣間見ていったわけですが……今回は聖性を伴う愚が描かれてゆく。ドストエフスキーのカメラワークと人物配置が、読者を未体験の感覚にいざなってゆくんです。
 
 
あと、小説には良くある「お使い」の場面がある。これはしかし、どういうことなんだかちょっと、唐突すぎてよくわかんない。
 
「ガヴリーラ・アルダリオノヴィッチさんが、これをあなたに渡してくれとのお頼みでした」と、公爵は書面を渡しながら言った。
 アグラーヤは立ち止まって書面を受け取ると、なんとなく不思議そうに公爵を見た。
 
ガーニャから届いた手紙を、アグラーヤは他人にあえて見せるんです。そうしてアグラーヤは、ガーニャの抱く不信感について鋭く批判します。
 
ずうずうしくあのひとが嘘をついてるんです。わたしはたった一度、可哀そうだって言っただけなんですからね。それを、あつかましい恥知らずなもんですから、すぐに当てにしてもいいような気になったのですね
 
じつに不思議なところに公爵は入りこむんです。男女の仲が険しいものになっているところの、真ん中に立たされる。ドストエフスキーは、展開をくり返して重層化するんですけど、今回のガーニャとアグラーヤの諍いは、おそらく他のところで別のカップルでくり返されるんだろうと思われます。
 
 
公爵は不和の中間のところに立ってしまう。なごやかな二人の真ん中に猫がすっと入っているみたいなのの、逆の存在というのか、問題のある危険地帯の中間にぐーっと入って行ってしまう公爵ムイシュキン。
 
 
ガーニャはムイシュキンに対してもものすごい敵対心を抱いて直接悪口を言ってくるのに、なぜかムイシュキンは正直に接してしまう。次回に続きます。
 
 

 
 
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ネットで買える本

今日もちょっと、ネットで買える本を紹介してみます。
 
 
Kindleアンリミテッドが今セール中で、月額100円で読み放題なんですけど、ちょっと調べてみると、実際に読める和書はだいたい10万冊くらい。雑誌やビジネス書や、マンガの第1巻が多いんですけど、とりあえずこれで文学を読んでみたい場合は『光文社古典新訳文庫』がオススメです。長く愛読されてきた文学作品が、読みやすい文体で翻訳されています。ぼくはこれでカラマーゾフの兄弟を読みました。
 


 
 
あとこの、「ゆかいないきもの図鑑」というイラスト図鑑がなんだかおもしろかったです。手書き文字で構成された、子ども向けの動物図鑑なんですけど、知らないことがいっぱい書いてありました。ワニが池から顔だけ出しているとき、じつは二本足で立っている。ミーアキャットみたいな二本足で起立した状態に、なれるワニがけっこう居るそうです。絵本で見た二足歩行のワニは、じつはけっこう現実にありえる姿みたいです。あと、人参やカボチャを食べ続けると、動物も人間も、肌が一時的にオレンジ色になるとか、不思議な雑学がいろいろ書いてありました。
 
 







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