与謝野晶子詩歌集(17)

今日は「与謝野晶子詩歌集」その17を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
「卑怯」という奇妙な題名の詩を読んでいて、これすごいなと思いました。与謝野晶子は自分の人生とちょうど逆側に居る、なんというか王道の文学者だと思うんです。現実の与謝野晶子の家族はじつに豊かな構成で、あまたの子供を育てながら、紫式部に匹敵するような歴史的な文学作品を残した。資本に置換したら大富豪と貧乏人の違い以上に、差が甚だしい。
 
 
ところが与謝野晶子の詩を読んでみると、貧しいものの感性をみごとに言い表しているなあ……と感じます。現代のコミュニケーション論で、似た者同士が仲良くするのはべつにコミュニケーション力なんて必要なくって、ぜんぜんちがう人の心を動かすのがコミュニケーション力なんだと言っていて、まあそれはそうだなと思ったんですけど……与謝野晶子という実例を見て、こういう力のことを言っていたのかと思いました。氏の詩歌は驚くほど遠くに居る人にまで届くように思います。紫式部に私淑する、という与謝野晶子の発言は、氏の文学の射程の長さにあらわれていると思いました。
 
 
むつかしい言葉を調べてみました。

西施せいし
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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