今日は生田春月訳のゲーテ詩集(42)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
ゲーテは、詩を創るよりほかに楽しいことが何かあるだろうか、と書くんですよ。すごい……こと言うなあと思います。ぼくは詩どころかちょっとした文章を書くのでさえむつかしいんですよ。ゲーテの詩くらい素晴らしいものが書けたら、誰だって詩作がとても楽しいだろうと思います。ゲーテの詩を読んでるだけで楽しいですし。
しかし楽しいものにはいつも終わりがあるというか、すっごくたのしめた文学作品の最後の数ページをめくるのはもったいないという気がすることないでしょうか。この詩を翻訳した生田春月が、ゲーテの詩を翻訳し終えたときに、感無量というか寂寞を感じたと言うことを記しているんですよ。
ゲーテは記します。
希望は我等の眼のまへに
霧のやうに軽い面紗(ヴエエル)をひろげる
願ひはかなツて日の祭は始まり
雲はわかれて我等に幸福を齎らす!
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https://akarinohon.com/migration/goetheanthologie42.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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