まじなひの一方面 折口信夫

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今日は折口信夫の「まじなひの一方面」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
毒蜂に刺された時に、その蜂を患部にすりつけると、毒が消えるというような、いわゆる効果のない療法というのがあったらしいです。どうしてそういうことが行われていたかというと、毒を持つ蜂が体の中でその毒におかされないで生きてきたから、きっとその体の中に毒を浄化する薬があるんだろうと思われていたようです。
 
 
この話を読んでいて、水俣病のことが思い浮かびました。当時は「排水(水銀)は海水で薄まるから人体に害が出ない」と言う、論理的に思える説があって、しかしそこではまだ明確になっていない生物濃縮という新しい事態が隠されていた。それでまったく逆の結果になった。
 
 
この前読んだ哲学者の話によれば、科学的判断というのは、不明な箇所については重要視しないまま仮説を積み重ねてゆくという基本原則があるので、古い科学論理は頑強なのに、最新の事態に対する科学者の判断については非常にもろくて、完全にくつがえされる場合が常にあるのだそうです。なので一般人の自分たちは、古い研究に学ぶというのがだいじなようで、たとえばNHKのETV特集で放送された「海の放射能に立ち向かった日本人〜ビキニ事件と俊鶻丸」とかチェルノブイリでの調査というのから学ぶべきだと思われます。とにかくまだ判っていない事態については最新科学は参考にならない、という判断が正しいんだと個人的には思っています。
 
 
宇宙の最新仮説とかを素人として読書すると、まるで禅問答のようで、いろんな科学者がまったく違う主張をし続けていたりしておもしろいんですが、自分たちの生活に悪影響のある最新科学についてはとにかく生活者の視点に立って活動してもらいたいです。
 
 
チェルノブイリ事故では、亡くなった方はかなり大きな量の被曝をしてさらに生活環境が悪化してアルコール中毒などで亡くなった方が多いそうです。低線量被曝の場合は、生活を改善してゆくほうが長生きの可能性が増すようです。
 
 
折口信夫の本は、ほかにも何冊か縦書きで読めるようにしています。興味のある方はぜひ読んでみてください。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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