北海道の「俊寛」 小林多喜二

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今日は小林多喜二の「北海道の【俊寛】」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
つい最近、北海道と東京に住む人々の発言を文章に書き起こしてゆくという機会があったんですが、発言の仕方から、考え方までまったく異なっていて、なにか新鮮で面白かったんですよ。
 
 
北海道の人はとにかく、自然の猛威というのを常に実感していますから、人間より自然のほうが上だということを認識していて、冬に野宿したら死にますし、暖房を怠るとやっぱりほんとに死ぬということがあるので、考え方とか、呼びかけ方とかもちがう。北海道、かっこ良いなあと思いました。
 
 
小林多喜二のこの本では、厳しい条件下の出稼ぎ労働者が、自分のふるさとに帰りたいんだけど金が無くてそこに戻れない。冬の寒い北海道で仕事が無くなってぼう然としている。現代で言うと、北海道からふるさとまでが、シベリアから日本の故郷へ帰るくらい、どうにもならない距離になっている。このまま寒い大地におっては危険なんだけど、どうにも故郷に帰れない。小林多喜二の最後の一文が迫力あるんですよ。ぜひ読んでみて下さい。小林多喜二は厳しい状態の出稼ぎ労働者を俊寛と呼ぶんです。島流しにあった、坊さんの俊寛だというんです。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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