猫町 萩原朔太郎

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は萩原朔太郎の「猫町」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
萩原朔太郎は、自然界を多様に描写していった詩人なんですが、この小説で意外なことを記しています。
 
 
主人公は、日本中のどの町もほとんど同じようなもので、皆似たり寄ったりの退屈な暮らしをしていて、どこに行っても変化はなく、旅をする醍醐味なんか無い、と言うんです。豊かな描写を続けた萩原朔太郎がそんなことを書くなんてとても意外です。しかも主人公は麻薬にまで手を出すという危険な描写があって、さらに驚きました。文学というのはじつに個人的なことを書くものなのだと再認識しました。
 
 
主人公は、自宅のすぐ側でさえ迷子になるような奇妙な知性を持っている。自分もそういえば、見たことの無い路地を歩いていて、急に知っている町並みに入った瞬間に、その見慣れているはずの路地がじつに美しく感じることはあるなと思いました。見たことの無い町や、他に例を見ない小説世界に入ってゆくのはやはり楽しいです。主人公は猫につかれた町という噂にでくわします。それをかなり冷静に分析して、おそらく外国から移住した人々の特別な風習か、キリシタンの習俗を不思議に思った人々が勘違いをして、そのような猫町というのを空想してしまったのだろうと述べています。ところが……。つづきは本文をご覧ください。猫、猫、猫のオンパレードというシーンがあるんですが、映画で見たらこれはおもしろいにちがいないと思いました。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/center/nekomachi.html
(約30頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 




top page ・本屋マップ ・図書館リンク ★おすすめ本





Similar Posts:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください